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【読書感想】働かないって、ワクワクしない?

2003年に出版されたアーニー・J・ゼリンスキーさんの著書。もう販売されてなく、中古品は高いものばかりだったので、図書館で借りて読んだ。

 

人生を豊かにするのは仕事しすぎ・高収入であることではない。心豊かに生きることについて教えてくれる。働きすぎな人たちに警鐘をならす・・・。

20年前に出版されていながら、現在のFIREブームに通じるところがある本だった。

 

印象的だったのは以下の通り。

 

1 仕事・働くことに敬意を払っている人が多い。働いていないと、逆に罪を感じる。長期休暇を取得しても楽しめず、鬱々とした感情で休暇から戻ってくる。

また、仕事から引退した後の生き方に悩む人も多い。引退生活を楽しめず、逆に心を病んでしまう。

→働くことこそ正義!大変だけど、頑張って働け!みたいな価値観が、いかに刷り込まれているかを感じた。

自分たちの世代はそこまででもないけど、もっと上の世代(今の40代後半以降〜)はそんな価値観な人が多い印象。

 

2 刑務所に入ったら長生きできる

フランスの研究では、囚人の方が普通の人より長生きで、がんや心臓病の罹患率も低い。普通の社会人はストレスが多い一方で、刑務所の生活の方がストレスが少ないのでは?という見解。

→なかなか衝撃的な事実。さすがに刑務所に行こうとは思わないけど、無理して働いてストレスを溜めていることがいかに不健康かを感じた。

 

3 一人を楽しむ鍵は自分の中に

一人でいることを楽しめない人は、自分を好きになれないから。他人の評価を気にしすぎている人はその傾向にある(セルフ・エスティームが低い)。

一匹狼でいろというわけではなく、独立心は強いが、他の人と一緒にいても楽しめる人になろう。

→もっと若い頃、自分も1人を楽しめずにいたけど、今はいろいろなことをして楽しめるようになってきた。

年齢を重ねても、1人を楽しめない人も多いと感じるので、より多くの人が1人を楽しめるマインドになっていければいいと感じる。

 

 

本書には他にも、自由時間を楽しむためのアイディア出し方法、事例なんかも詳しく書いてあった。

大金があることが自由というわけでもないので、自分に負荷をかけすぎず、仕事と好きなことのバランスをうまーくとって生きていけたらいいなぁ〜と感じる1冊でした。