【読書感想】ストレス脳
「スマホ脳」で有名な、アンデシュ・ハンセン氏の著書。
現代人が抱える不安やうつ病などの病気を、脳科学的に解き明かしている本。
不安は、人類の進化の過程で必要なものだった。
我々はもともと幸せでいるようにはできていない。生存し、命をつなぐことが最優先にできている。
印象に残った内容は以下の通り。
1 ワクチン接種により、短期間気分の落ち込みがみられることがある。
→自分はコロナワクチン3回目接種時にこの症状がみられた。
接種翌日、微熱しかでなかったけど、どうもネガティブ思考に襲われて何もやる気が起きなかった。高熱が出るならまだしも、微熱だけで何でこんなにやる気が出ないしイライラするんだろう?と抗ったりした。今思えば「ネガティブ思考」もワクチンの副反応だったのだろうか。
2 孤独は1日に15本程度タバコを吸うくらい危険
→うつ病を防ぐために、良質な睡眠や規則正しい生活を心がけることはもちろんだけど、孤独にも注意を払う必要がある。このことから、社会資本は大事だなぁと改めて思う。身近な人や友人たちは大事にしよう。
うつ病全体の2割ほどが孤独によるものらしい。孤独を解消し、運動すれば更にうつ病を防げる。
この本を読むことで、不安になったときに「不安は人間の本能的なもので、当たり前なことなんだ」と俯瞰できるようになる。
「スマホ脳」も良かったけど、個人的にはこちらのほうがタメになる内容だった。
「運動脳」もそのうち読んでみたい。